東京 高田馬場 メディアでも多数紹介されたミャンマー・少数民族シャン料理店『ノング インレイ』

こんにちは。
日本国内で各国料理を食べ歩いて世界一周を目指す!
旅行好き社会人のとみじと申します。

今回はミャンマー料理シャン料理(主にミャンマーで暮らすシャン族の料理)を頂ける
東京 高田馬場の『ノング インレイ』というお店に行ってまいりました。

きっかけは、先日読んだ本
『アジア行ったり来たり 僕はこんな旅しかできない(下川裕治著・キョーハンブックス)』
にお店が登場していたことです。
下川さんは、バックパッカースタイルで旅をされている旅行作家さんで、
このお店がなんとも落ち着くのだとおっしゃっていました。

アジア各国を渡り歩いた下川さんが、ローカルな雰囲気と食事を味わえる!と書いているその空間が気になり、訪れることにしました。

「孤独のグルメ」で松重 豊さん、東京メトロのムービーで石原さとみさんがこちらで食事するなど、メディアで複数紹介されている有名店でもあります。

ミャンマーってどこにある国?

お店に入る前に、まずはミャンマーという国についてチェック。

ミャンマーは東南アジアに位置しており、お隣さんはタイ・ラオス・中国・インド・バングラデシュ。
複数の国と国境を接しています。
1989年までは「ビルマ」という国名だったので、世代によってはビルマと聞く方がピンとくるのかもしれません。

約90%の国民が仏教で、美しいパゴダ(仏塔)や歴史ある仏教遺跡群は観光で欠かすことができないスポットです。
ですが、130を超える民族が暮らしており、様々な文化がまじり合う場所でもあります。
シャン族もそのひとつです。

タイやシンガポールなど、他の東南アジア諸国と比べると、まだ観光先としてマニアックな地域でしょうか。
それでも、日本人は観光ビザ免除(試行期間:2018年10月~2020年9月)となっていましたし、
海外旅行が自由にできるようになったら、今後訪れる人も増えてきそうです。

バガン近郊 ニャンウンウーにあるシュエズィーゴン・パゴダ

私自身は、2014年に旧首都ヤンゴン・ゴールデンロック・バガン遺跡を旅しました。
胃腸をこわして旅後半はトイレと親友状態でしたが、遺跡の美しさやミャンマーの人達の温かさはそれ以上に思い出深く、絶対にもう一度訪れたい国のひとつです。
あと、ミャンマー語のころんころんしたフォルムが可愛いくてめっちゃ好きです。

『ノング インレイ』では、そんなミャンマーの料理を味わうことができます。
そして、お店をやっているのはシャン族の方々。
インドシナ半島各国、中国などでも暮らすシャン族の料理とはどんなものなのでしょうか。

高田馬場駅前の雑居ビルにひっそりと

『ノング インレイ』の最寄駅は、JR山手線・西武新宿線・東京メトロ東西線の「高田馬場駅」です。
駅からは徒歩1分。

JR早稲田口改札を出たらまっすぐ進み、線路下の信号を渡ります。
左に見える大黒屋の角を曲がると、麺屋武蔵さんの隣に看板がありました!

タックイレブン高田馬場という、武蔵さんと同じビルに属しています。
上の写真で、鉄格子部分を右に曲がったところにお店の入口があります。

雑居ビルにぎゅっとお店がつまっている感じ。
なかなかディープな雰囲気です。

実は、高田馬場は多くのミャンマー人が暮らすミャンマータウンで、
「リトル・ヤンゴン」とも呼ばれています。※ヤンゴンはミャンマーの旧首都

後から知ったのですが、タックイレブンにはミャンマーの食材や雑貨を扱うお店も入っているそうです。
今後ミャンマーのお菓子を買いに行こう。

まずはドアにかかるopenの看板にひと安心。
コロナ流行の影響か、テイクアウトOKの貼り紙もされています。

扉を開けると、テーブルで作業中だった店員さんがさっとスマホを置いて
「ご案内しますね~!」と奥に通してくれました。


店に入ったのは平日12:50頃。
ラッシュは過ぎ去った後のようで、席にいるのは自身を含め2組のみでした。

荷物を膝に置くと、「こっちの席に置いたらいいですよー!」と
店員さんが向かいのイスの上にバッグを置いてくれました。
お母さんのような元気さと優しさです。

決して"映え"な店内ではないものの、
飾らない雑多さが、実家のような安心感をもたらしてくれます。
おしゃれなカフェよりも、こういう場所でぼーっとするほうが好きかもしれない。

虫料理も!バリエーション豊かなメニュー

メニューを開くと、1ページ目に「ようこそ、ノングインレーへ」の文字。
看板にはノング"インレイ"とありましたが…音が合っていれば、表記はどちらでもいいのかもしれません。

シャン料理の特徴は、発酵食品を使うことと、ハーブ・スパイスを用いたピリ辛な味付けをすることだそう。
発酵食品を食べることは、日本とも共通していますね。

メニューでは、辛さレベルやパクチーの有無がマークで表わされています。

また、卓上の調味料4種の説明も丁寧にされています。
辛味を足したいときは「唐辛子の揚げたもの」「唐辛子パウダー」を、
しょっぱさを足したいときは「ナンプラー」を、
何にでも使えるのが「唐辛子の酢漬け」だそうです。

そうそう、エスニック料理店の机にある調味料ってナゾなものが多いんですよね…。
どんな味なのか、どういうときに使うのがおすすめか、説明してくれるととても助かります。

こちらは麺メニュー。
頼むならこの中からだなぁ。
ミャンマーの国民的麺料理、モヒンガーもありました。

料理は、野菜・肉・カレー・麺・デザートetc.と豊富です。
ランチとディナーでメニュー表は変わりません。
おひとり様だったので頼みませんでしたが、ランチでもアラカルトメニューがオーダーできるのは嬉しいです。

そして、このお店で食べられる珍しい料理が「エキゾチックゾーン」にのっています。

虫ー!!! カエルー!!!
お店の配慮で、写真はあえて小さめになっているようです。
メニューは以下の通り。

  • 蚕のさなぎの炒め
  • かえるのもも肉スパイス炒め
  • コオロギの炒め
  • 竹蟲
  • 乾燥カエルの炒め
  • セミの炒め

おおう。
カンボジアで頂いたカエルのお肉は、よく言われる鶏肉のようでおいしかったです。
ただ見た目そのままに乾燥となると…ゲテモノ感が強い。
蟲食はいつかチャレンジしたいと思っています。
でも、今ではないかな。

まあ馴染みがないだけで、案外イケるんじゃないかと…思っております…。

注文したのは、シャンヌードル人気No.1と書かれた
『シャン カウスエ』(税抜\800)です。
スープ入り・なしが選べ、わたしはスープ入りにしました。

カウスエとは、シャン語で米の麺を意味するそうです。
訳すると「シャンの麺料理」、大変シンプルな料理名です。

優しい味わいのスープを自分好みにアレンジ

オーダー後、10分ほどでシャン カウスエが運ばれてきました。

確信、これは絶対おいしい!
麺の上には、ねぎや小松菜、そして東南アジア料理らしくパクチーやピーナッツも乗っています。

ではいただきます!

すごくおいしいです。好きです、シャン カウスエ。

麺は平べったい米麺です。
プリッとした食感で、弾力があります。
モチモチというよりは、プリッ。

スープは、肉のお出汁が効きつつ酸味もあります。
よく見ると刻まれたトマトが入っていました。
酸味の正体のひとつはこれ?

オレンジ色の見た目に反して、辛味はほぼなく、味もさっぱり系でした。
パクチーはほんのり。
追いパクチー(有料)を頼んでも良かったなあ。

麺と一緒にお漬物的なものも出てきました。

ピリ辛ですっぱく、食感はカリカリ。
お酒のおつまみにもなりそうです。
このままでも美味しいのですが、麺に入れるともっと美味しい!
カレーに福神漬けを入れるような感じで、食感と酸味が良いアクセントになります。

私はラーメンに酢をドバドバ入れるタイプでして、
さらに酸味を足すために、卓上の唐辛子の酢漬け(写真右奥)も追加しました。

そのままでも美味しかったシャン カウスエが、さらに美味しくなりました!!!
追加調味料のかけあわせで、自分好みにアレンジできるのが楽しいです。

店内に流れるアジアンミュージックを聴きながら、完食。
たまに聞こえてくる店員さんのミャンマー語も心地よかったです。

ホールのお姉さんが電話中だったので、お会計は厨房の方が行ってくれました。
支払いをして、ごちそうさまでした。

電話が終わったお姉さんは、「またよろしくー!!」と元気に見送りをしてくださいました。

まとめ

おいしいシャン カウスエと、素朴な店内の雰囲気に癒されました。
メニューが豊富なので、まだまだ知らない絶品料理に出会えそうです。
『ノング インレイ』さん、これから通わせていただきます。

こちらでは、シャン民族文化を味わってほしいと、あえて日本風にはアレンジしていないとのこと。
日本では珍しいシャン料理を味わってみたい方はぜひ!

日本で食べる世界の料理
現在4か国達成!

店舗情報

『ノング インレイ(Nong Inlay)』公式HP:http://nong-inlay.com/

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難民支援協会の「ニッポン複雑紀行」で、オーナーのスティップさんが取材されています。
ラオス内戦から大変な人生を歩んでこられ、難民キャンプやその後の日本での生活について語っています。
お店を通して、スティップさんの伝えるシャン民族文化をより知っていきたいと感じました。

冷戦下の代理戦争から東京の生活戦争へ。シャン民族料理店「ノングインレイ」スティップさんの人生